最高裁で橋下徹・前大阪市長の敗訴が確定しました。弁護士でもある橋下氏は、月刊誌「新潮45」の記事で名誉を傷つけられたとして、新潮社と筆者の精神科医・野田正彰氏に1100万円の賠償を求めて提訴していました。公職にあった上に、テレビで好き放題に発言している人物にもかかわらず、自分の気に入らない言論に対して過剰に反応する必要があったのでしょうか。
「橋下氏の上告を棄却…月刊誌の名誉毀損訴訟」(YOMIURI ONLINE)
橋下氏は週刊朝日に出自に関する記事が掲載されたときも、猛烈な抗議によって編集長の首を切らせました。週刊朝日の記事は現在でも萎縮したままだと私は感じていますが、彼には表現の自由を毀損したという認識はないのでしょうね。お山の大将は、言いたい放題な一方で打たれ弱いという面も持っています。トランプ大統領もその典型ですが。公共の電波を利用するならば、自身も論評されると覚悟しましょう。
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