大企業の経営破綻、不正事件について「失敗の研究」という本が出版されています。「巨大組織が崩れるとき」というサブタイトルが示すように、我が家の壁体のように時間をかけて、知らないうちに内部がボロボロになっているのでしょう。大企業を蝕む6つの病として、肥満化、迷宮化、官僚化、ムラ化、独善化、恐竜化があるそうですが、いくつも当てはまる企業がすぐに思い浮かびます。
「マクドナルド、東洋ゴム……、なぜ大企業の不祥事はなくならないのか」(PRESIDENT Online)
「組織を維持することが目的化し、社会や顧客に対する責任を放棄してしまう。社会や顧客に対する責任より企業の論理を優先させてしまう。こうした企業は遅からず自壊していくことになるが、実際にこうした動きが後を絶たないのである」という指摘は、その通りですね。でも、大企業の倒産も社会の新陳代謝という意味においては歓迎すべき出来事かも知れません。
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