世間から「ブラック企業の代名詞」として、長きにわたって批判を浴び続けている大手飲食チェーンのワタミの改革が紹介されています。ブラック企業アナリストの新田龍氏が上梓した「ワタミの失敗」です。
「ワタミの失敗~『善意の会社』はなぜブラック企業の代名詞になったか 成長企業に待ち受ける『落とし穴』」(新田龍/現代ビジネスプレミアム)
私の感覚では、ワタミはブラック企業というほどではなくグレー企業程度だと思うのですが、真っ黒ではないから改革を進められるのでしょう。ワタミの業績が悪化した理由は、必ずしもブラック批判だけではないはずです。軟らかい頭を持っていない経営者が、時代に対応できなかったという点も大きいのではないでしょうか。まあ、どうしようもないブラック企業は反省さえできないので、潰れるまで突き進みますが。
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