築地市場の豊洲移転問題は収束するどころか拡大する一方です。そうなると、今後の展開について想像を巡らせてしまいます。小池百合子都知事は防衛大臣として、「防衛庁の天皇」と呼ばれた守屋武昌事務次官と対決しました。その背景には、普天間基地返還に伴う、沖縄の政治屋と土建屋を巻き込んだ根深い利権構造があるそうです。その後、守屋氏は、防衛装備品の調達をめぐる贈収賄事件で逮捕され、懲役2年6月の実刑判決で刑務所に服役しています。
「守屋前次官に実刑判決、懲役2年6カ月 防衛汚職」(朝日新聞)
さて、小池都知事の今回の対決も役人の汚職を暴く事態に繋がるのでしょうか。都庁の幹部が「都議会のドン」とズブズブの関係にあり、土木建築業者に天下っていることは多くの週刊誌などが報じています。都議会議員が数多くの土木建築業者と癒着している様も伝えられています。問題は豊洲市場に留まらず、オリンピック関連でも取り沙汰されています。今どき悪事は放置されません。官製談合や贈収賄で実刑を食らうのは誰でしょう?
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