築地市場に続いて、東京都立広尾病院の移転問題が注目され始めました。広尾病院では移転計画が突如、持ち上がり、3月に用地買収の予算370億円が計上されたそうです。現場の医師らは経過が不透明だと猛反発していますが、疑惑の核心には舛添要一前都知事の独断があった模様です。「こどもの城」は東京で幼児を連れて行く場として親世代からかなり支持されていたはずなので、壊されるという報道があったときに、私はかなり疑問を感じていました。
「新国立競技場、築地市場に続く“第3の移転問題”不可解な都立広尾病院移転計画」(週刊朝日)
「東京都病院経営本部/広尾病院移転改築(渋谷区)/16年度に基本構想策定着手【2016年1月19日4面】」(日刊建設工業新聞)
私の友人が長期間入院していたことがあるので、広尾病院には数回行ったことがあります。もう30年近く前ですが、機能的でとても立派な病院だと感じました。1980年に完成した現在の建物を建て直す必要があるとは思えません。小池知事は白紙に戻して、精査すべきです。それにしても、日刊建設工業新聞の「工事・計画」を見てみると、土木建築業界はずいぶん景気が良さそうですね。
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