池井戸潤氏の小説「空飛ぶタイヤ」の販売部数が100万部を超える勢いです。池井戸潤氏は「倍返し」という決め台詞の大ヒット作「半沢直樹」の作者でもありますが、三菱自動車が再び不正を行った影響で注目を集めました。三菱自動車本社の幹部社員が「読み終わるころにはうちの組織や体質が真実のまま書かれていることに納得するほかありませんでした」と語ったそうですが、今になって納得しているその感覚の鈍さに呆れます。
「三菱自動車、歪んだ『エリート意識』の末路~10年前に書かれた池井戸潤『空飛ぶタイヤ』の洞察力がスゴい」(現代ビジネス)
私は、当ブログの2012年8月31日の記事「エス・バイ・エル社員の方々へ」(http://blogs.yahoo.co.jp/goinkyo_suzuki/61476920.html)の中で「空飛ぶタイヤ」に触れていたのですが、ヤマダ・エスバイエルホームも同様に鈍い会社でした。悪事を隠蔽する企業に勤める人はこの本を読んだり、ドラマを見たりして学んではいかがでしょうか。リコール隠しを行ない、歩いていた母親が殺された事故の原因をしらばっくれた「ホープ自動車」の対応は、まるで欠陥住宅メーカーの対応です。