7月中旬に行なわれた第九回口頭弁論についてご報告いたします。今回もヤマダ・エスバイエルホーム代理人は期日の直前になって準備書面と記事目録を送ってきました。月曜が口頭弁論期日なのに、私が手にしたのは土日を挟んで3日前の金曜です。私は木曜に出張していたので、木曜に届いていたのかもしれませんが、それでも1週間前はとっくにすぎています。北浜グループCEOの森本宏弁護士は、若い弁護士に社会人教育をきちんと行なっているのでしょうか。本当にやめて欲しい、法曹界の悪しき慣習です。
しかも、またしてもこの分厚い「記事目録」です。河合芳光裁判長は電子ファイルの送信で構わないと仰っているのだから、迷惑極まりないとしか言いようがありません。一般的な企業法務では、こうして紙にプリントするだけで、1枚数円のプリントで1枚数千円を請求できるのでしょうか。もしそうならば、そういう弁護士は「ぼったくり弁護士」と呼ばれても仕方がありません。
私の業界では提出期限に遅れたら、それだけでアウトです。毎回遅れたら「もう来なくていい」と言われて、取引を失います。クライアントの意向に従わなかったらペナルティものです。納期を守らないのに報酬を得られるなんて信じられません。もちろん、世の中の大半の業界がそうでしょう。裁判は社会常識が通らない世界だと、つくづく感じます。