ヤマダ・エスバイエルホームの代理人、北浜グループCEOの森本宏弁護士が、佐伯照道弁護士、天野勝介弁護士、米倉裕樹弁護士とともに著作を発表していました。みなさん、北浜法律事務所・外国法共同事業に所属しています。勝敗の帰趨が不明確な民事事件において、裁判例から見えてくる供述証拠の信用性判断のポイントをまとめ、準備書面の書き方、証拠提出のタイミング等、「勝ち」にもっていく方法を具体的に解説しているそうです。
「有利な心証を勝ち取る 民事訴訟遂行」(清文社)
なるほど、こうしたテクニックや法曹界の繋がりを用いて、普段から勝訴に導いているのでしょう。この本は言わば教科書で、北浜法律事務所・外国法共同事業の弁護士は共有しているスキルだと思います。「勝ちにもっていく」という表現が象徴するように、彼らには紛争を解決しようという意識は少なく、勝利のために紛争を仕掛ける場合さえあるのかもしれません。
いったい、弁護士法は何のためにあるのでしょうか。私の訴訟で有りもしない嘘を並べ立て、私が悪人で、ゆすりたかりの類だと印象付けようとしたのは、裁判官の「有利な心証を勝ち取る」ためですね。社会正義なんてどうでもいい、依頼者が勝訴するためならば手段を選ばないのが弁護士だと再確認できました。この先、証人尋問や本人尋問など、まだまだ裁判は続きそうですので、私もこの本を参考にさせてもらいます。