前回、ヤマダ・エスバイエルホーム(原告)が陳述した「準備書面(3)」では、以前ご紹介したように意味不明な主張が行なわれていました。(http://blogs.yahoo.co.jp/goinkyo_suzuki/63635957.html)期日の2日前に届いた準備書面だったので前回の口頭弁論では質問できなかったのですが、今回の口頭弁論で河合裁判長に「意味が分からないので反論できません」と私は苦言を呈しました。
すると、裁判長は最初に、文言を訂正するように原告代理人の冨本晃司弁護士に求めました。しかし、原告代理人は指摘が理解できないらしく、もたついて答えられません。パラリーガル(法律事務職員)に書かせた文章を読みもせずに出廷しているのでしょうか。ところがそうではありませんでした。
原告代理人は、本当に「施主」の意味を知らなかったのです。施主が意味するのは「施工する側」だと答えました。さすがに裁判長も困惑した表情を浮かべましたが、やさしく「施工者ということですか」と確認しました。しかも、原告代理人は「そうです」と答えるので、やむを得ず私が「施工者は青木興業です」と口を挟むと、裁判長も頷いて再度「施主」の意図を確かめました。