原告代理人はうつむいたまま書類をめくるだけで答えません。私は業を煮やして「施主は私ですよ」と発言しました。すると、河合裁判長は「ちょっと待って!」と私の言葉を遮って、「施工者は青木興業ですので、原告ということでよろしいですね」と助け舟を出しました。再提出させると無駄な時間を費やすので、前に進めるために若い弁護士を思いやったのでしょうか。
本当に参ります。原告代理人は、私が施主として住宅を発注し、ヤマダ・エスバイエルホームが受注して設計・監理者となり、代理店の青木興業が施工者として建築したという基本的な構図すら知らずに、代理人を務めていたのです。「準備書面(4)」には、法的に請負として論じなければならない部分で、売買として記述している文章もありました。何のための国家資格でしょう。
他にも誤字があったので私が確認しようとすると、裁判長は「単純な誤字は準備書面で指摘してください」と告げて、私にヤマダ・エスバイエルホームの「準備書面(4)」に反論するように求めました。私が「準備書面(2)以降、意見書にも反論の機会を得ていないので、それらを含めても宜しいですか?」と質問すると、裁判長は了承してくださいました。次回の口頭弁論期日は5月下旬です。