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NHKスペシャル「そしてバスは暴走した」を猛烈に批判する

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昨夜放送された、NHKスペシャル「そしてバスは暴走した」を視聴しました。実は当ブログの「軽井沢スキーバス事故は本当に運転手の操作ミスか?」「軽井沢スキーバス事故は三菱ふそうのエアロクィーン」は以前から明日以降に公開される設定としていたのですが、NHKスペシャルの放送を知って急遽前倒ししました。放送を見て、あまりにも杜撰な内容に驚き、この記事を追加します。

軽井沢スキーバス事故は原因さえ分かっていないのだから、事故とバス会社や運転手との因果関係を推定できるはずがありません。にもかかわらず、運転手の個人的な事情をさも問題があったかのように報じるとはどういうつもりでしょうか。貧乏だから事故を起こしたと言わんばかりです。運転手は親族と疎遠な高齢者だから誰も文句を言うはずがないという前提で、死人に口無しを良いことに血祭りに上げたとしか受け取れません。

そして、バス会社の関係者が誠実に取材に応じているのに、なぜ三菱ふそうトラック・バスの取材がなかったのでしょうか。取材に答えるシーンがなく、バスのメーカー名を伏せたまま、その企業の内部資料を公開するのはあまりにも恣意的であり、一方に肩入れしているという点で卑怯です。過去の不正との関連は重大な疑義であり、整備不良によってハンドルが利かなかったとしても、下り坂で減速できない理由にはなりません。

また、大型二種免許の保持者に高齢者が多いという指摘も事故とは何の因果関係もありません。若いバスの運転手が不足していると言いたいならば、目的もなく世間体のために大学に進学させる親や中卒・高卒を蔑む社会に焦点を当てるべきです。私の父親は個人タクシーの運転手でしたが、年齢を重ねるに連れて夜間の仕事を減らし、身体能力に応じた仕事を心掛けていました。

この運転手が大型車を避けたがり、自分の負担を減らそうとしていたのは安全意識が高いからです。何ひとつ不合理な点はありません。超高額なNHK職員の給料や身分保障を考えれば、信じられないくらいに安い給料で働いているのかもしれませんが、普通の60代にどれだけ仕事があると考えているのでしょう。

被害者の取り上げ方にも疑問が生じました。有名大学の学生だから?ちょっと可愛いから?被害者には一切落ち度はありませんが、この国を背負って立つ優秀な若者が、ろくでもないバス会社や運転手に殺されたという構図を無理矢理に作ったとしか思えません。いったい何様のつもりでしょうか。

NHKスペシャルの多くの番組を私は評価していますが、一方で検証が不十分なまま放送され、問題となった番組がいくつもあります。なかでも「奇跡の詩人」は滅茶苦茶で、番組内で1歳か2歳位の長女が虐待されているのに些かの疑問も持たず、障害を抱えている長男が奇跡の能力を持っているという母親の異常な思い込みをそのまま放送していました。放送翌日には、長男が執筆したという講談社「ひとが否定されないルール」の新聞広告が掲載され、「NHKスペシャル大反響」の帯付きで発売されるという不可思議な事実もあります。

その挙げ句に佐村河内守氏を絶賛した「魂の旋律~音を失った作曲家~」の放送です。この件でも講談社から出版された佐村河内氏の自叙伝との関連に疑惑が持たれています。もしも、軽井沢スキーバス事故の原因が車両の欠陥だったら、運転手の個人的な事情まで攻撃した事実をどう釈明するのでしょう。今回もすべてのアーカイブから削除して、なかったことにするのでしょうか。


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