犯罪者は、私が「公人」だから個人情報を公開しても当然であるかのごとく主張しました。公人の意味さえ理解できないとは愚かですね。「公人」とは文字通り公的な人物です。裁判官、議員、警察官といった特別な権力を与えられた者です。税金で国民に養われている者です。あるいは、国民の資産である公共の電波を利用して、自分の考えを表明しているような著名人です。
私にはビジネスに関連する著作があり、会社の肩書きが立派だから「公人」だと、犯罪者は身勝手な主張を行なっています。しかし、私は公的な人物ではないので私人です。しかも、欠陥住宅の被害に遭い、訴訟を提起される被害に遭っている出来事は私事です。公共の電波で収入を得ている長嶋一茂さんの私的な情報であっても、民事上の名誉毀損は成立します。
長嶋一茂さん勝訴 名誉毀損で週刊新潮に賠償命令 公益性を否定(J-CASTニュース)
国家権力には監視が必要です。裁判官には合法的に人を殺す権限が与えられ、判決は国民の人生を左右します。裁判官が下した判決に対する批判は、民主主義及び言論の自由における基本中の基本です。裁判官には重い責任を課すとともに、平均年収2,000万円という相応の給与を支払っています。にもかかわらず、ヤマダ・エスバイエルホームはIR文書で、判決を批判している私を非難していました。そして、この犯罪者も判決に対する私の批判を非難したわけです。なぜでしょう?