明日、私の勝訴的和解が成立する運びとなりましたので、ここにご報告いたします。ただし、相手方は常軌を逸した企業ですので、掌を返す可能性は残っています。だから、現時点で私は半信半疑です。あくまでも予定であり、実際に和解が成立するのかどうかはわかりません。さらに、和解が成立したとしても、これだけやらかした企業が和解条項を守るという保証はありません。ヤマダ・エスバイエルホーム及び青木興業が和解条項を守らないならば、私も和解条項を守る必要はなくなると警告しておきます。
私達と我が家が被った甚大な被害について、私は全ての経緯を明かしてきました。なぜならば、真実は何よりも強いからです。真実は雄弁であり、誰に正義があるのか客観的に証明するからです。そして、悪事を働いている連中は、事実の暴露を最も嫌います。事実を積み重ねれば簡単に虚偽が明らかになり、恥ずかしい思いをするからです。
なぜ和解するのか疑問に思われる方もいるでしょう。判決で決着をつけるべきだと。確かにそうかも知れません。あくまでも正義を通し、悪を罰するという選択肢もあります。けれども、様々な観点で総合的に判断して、私は和解に応じることにしました。その理由を以下に箇条書きにします。
1)当ブログ及び我が家の写真や映像は、情報提供を目的としています。しかし、ヤマダ・エスバイエルホームの経営者が有り得ない対応を繰り返したために、業績は窮地に陥り、社員は困難な業務を強いられています。こうした社員やその家族が路頭に迷う事態を避けるには、争いを終結する必要があります。
2)仮にヤマダSxLが倒産してしまうと、今後欠陥が発覚した場合には、施主が損害賠償を求める相手を失ってしまいます。私は欠陥住宅の被害者として、道を閉ざす事態を避けるべきだと考えています。
3)我が家の損害が発覚して以来、4年10カ月になろうとしています。その間に私は2度も提訴され、それぞれに反訴しました。欠陥住宅訴訟では除斥期間という摩訶不思議な解釈に異議を唱えるために、最高裁まで争いました。私が名誉毀損訴訟でダブル勝訴しても、ヤマダSxLは控訴し、最高裁まで争うでしょう。裕福ならばすべてを弁護士に依頼するだけですが、私は貧乏人です。正直言って、訴訟に疲れています。
4)和解条項の内容は実質的な私の勝訴です。ある程度の和解金を得ていますが、私の感覚ではゼロが一つ足りません。それでも、法曹界の常識からすれば破格の金額のようです。河合芳光裁判長は、和解金を払わせる事実を重視してはどうかとおっしゃいました。
5)私には、これまでの活動で一定の成果を上げているという自負があります。個人でも大企業と闘えると実証し、被害者が泣き寝入りする必要はないと啓発しました。民主主義に寄与するインターネットという武器の使い方を社会に示すことができました。
そうそう、ヤマダSxL代理人弁護士は提訴以降、訴状及び全ての準備書面を通じて私の不法行為となる法的根拠を陳述していません。興味のある方は過去の記事で確認してください。私の独学なので間違っているかもしれませんが、法的根拠の陳述がなければ訴えは認められないはずです。最後にとどめを刺す隠し球として用意しておきましたが、使い道がなさそうなので未熟な弁護士に教えて差し上げます。
河合裁判長には、お世話になりました。適格な訴訟指揮だったと私は受け止めています。また、和解条項に守秘義務は付いていませんが、紳士協定として具体的な内容は差し控えます。なお、明日以降は和解条項によりコメントには回答できなくなります。頂いたコメントを私が読むことはできますが、すべて非公開とさせていただきます。これまでたくさんの応援有り難うございました。この場を借りて御礼を申し上げます。