認知症の老人が数多くの重大な交通事故を起こしていますが、認知症の高齢経営者が会社を運転していると同様の危険が伴います。当たり前のことですが、認知症が進行すると判断能力に支障をきたし、会社が傾くことにもなりかねないそうです。東京女子医科大学の岩田誠名誉教授と和光病院院長の今井幸充医師が実体験に基づいてアドバイスしています。
「経営トップが認知症となった“悲劇”」(日経ビジネスONLINE)
「もともと、ワンマン経営者の周囲にはイエスマンしかいないことが多いため、自己否定されることに慣れていない。ましてや、意見を言える人もいない。そこに加齢が加わり、暴走に歯止めがかからなくなれば、悲惨な末路が待ち受けるばかりだ」とは、とても実感がこもっています。認知症というほどではなくとも、昔から「老害」に困っている人は多いでしょう。歳をとれば誰でも頑固になったり意固地になったりするからです。耄碌した年寄りはさっさと引退して、後進に道を譲りましょう。自爆する前に。
こちらもお読みください→「最高裁決定による勝訴確定のお知らせ」という断末魔