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Channel: ヤマダ・エスバイエルホーム(SxL)代理店 青木興業の欠陥住宅
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名誉毀損訴訟:第一回和解期日のご報告-3

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和解協議は、原告と被告が交互に裁判官と話し合います。法廷では提出した準備書面を陳述するだけで、意見を述べるような場はほとんど与えられません。そのため、和解協議ではやや感情的になりやすい面もあります。弁護士ならば訴訟に対する感情を持ちようがないので淡々としていられるのでしょうが、当事者としては裁判官の理解度に不満を感じるかもしれません。でも、和解に応じさせるために、裁判官は意図的に理解を示さない場合もあるので注意が必要です。

さて、今回の和解期日ではヤマダ・エスバイエルホームが私に条件を提示しました。その内容は検討する価値のないものでしたが、河合芳光裁判長の見解を色々と聞くことができました。また、左陪席の土屋利英裁判官は発言していないのですが、準備書面や証拠をしっかりと読み込んで、裁判長に助言しているようでもありました。部下が上司に要点を簡潔にまとめて伝えているように。

私は、せいぜい15分程度で終わるだろうと考えていたのですが、ヤマダSxL代理人の酒井康生弁護士と何回も交代しながら1時間近く協議は続きました。訴訟上の和解はお互いの歩み寄りですので、河合裁判長は着地点を探っているのでしょう。私の考えにも十分に耳を傾けてくださいました。当然と言えば当然ですが、私の敗訴はなくなったと考えて良さそうです。和解不成立ならば、当ブログを無傷で残せると思います。河合裁判長は和解協議を続ける判断を下しましたが、両者の考えに開きがあるので、次回は私が条件を提示することになりました。


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