NHKスペシャルが、また失態です。また人権を侵害しました。放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会は、理化学研究所の小保方晴子元研究員らのSTAP(スタップ)細胞の論文不正問題を特集した「NHKスペシャル」について、名誉毀損の人権侵害が認められるとして、再発防止をNHKに勧告しました。人権侵害による勧告は委員会の判断としては最も重いそうです。
「『NHKスペシャル」に勧告 BPO「人権侵害あった』小保方晴子氏のSTAP細胞の論文不正問題で」(産経ニュース)
マスコミはただただ小保方氏に責任を負わせようと躍起になり、根拠のない風説を流布してきました。言葉は悪いのですが、たかが小娘にあれだけの仕掛けができるはずはありません。普通に社会経験があれば、組織的に発表されたと考えるのが当然な「STAP騒動」です。以下は信頼性が低いいわゆる「まとめサイト」ですが、なぜ彼女の著書で名指しされている山梨大学の若山教授は反論しないのでしょう。正しく科学を論じた番組があったでしょうか。
「STAP細胞,怪しすぎる若山教授【我々は全ての記録をとった】【確実に証明】」(NAVERまとめ)
マスコミは、STAP現象とSTAP細胞を混同して論じたり、ネイチャーに発表される論文は学説の提起にすぎないという事実さえ報道していません。その典型がNHKスペシャルでした。一方で、ドイツのハイデルベルク大学でSTAP現象の確認に成功したという情報もあります。そもそも、基礎研究に100%の立証が必要ならば、ほぼすべての研究者が槍玉に挙がってもおかしくありません。そんなに個人を攻撃したいならば、NHKは強姦魔の社員に関するNHKスペシャルを放送したらいかがでしょうか。
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