以前ニュースを見ていたら、スウェーデン発祥の家具量販店イケアが、新たに自転車を開発して25年保証だと紹介されていました。その意識の高さに驚いて調べてみると、イケアは数多くの自社製品で5年間から25年間の品質保証を行っていました。日本の企業によく見られる口先だけの企業理念とは異なり、自分達の仕事で自分達の理念を表現しているとは、さすが北欧の企業です。
「品質保証のご案内」(イケア)
ちなみに、ニトリはどうなのかと思って調べてみると、これまた驚愕の品質保証30年でした。
「品質保証30年」(ニトリ)
ニトリは元々家具の販売店にすぎなかったのに、創業者の見識の高さによって、材料の仕入れ、製造、流通、販売、配達まで自社で行なう企業に成長しました。これこそ「経営」です。優れた日本のメーカーが作った製品を売っているだけの企業では、こうした「責任」を到底理解できないでしょうね。もしも、イケアやニトリが日本の住宅建築市場に参入したならば、間違いなく革命を起こせるはずです。