日本は本当に残念な国になってしまいました。職人が支えてきた高品質な物作りは、もう過去の遺産だと諦めるしかないのでしょうか。ダイワハウスも欠陥としか思えない住宅を売った挙げ句に、自分の非を認めない企業でした。「基礎工事完了時は基礎の水平は大和ハウスの基準以内の高低差でしたが、引渡し時までに建物の重さで地盤沈下し、3ミリの基準を超える7ミリの高低差で引き渡してしまった」のに、本社技術部は「多少沈むのは仕方ない」という見解らしいです。
大手ハウスメーカー(大和ハウス)新築建売トラブル日記(ここさん)
当ブログで公開しているように、欠陥だらけの我が家であっても基礎は一切傾いていません。外壁材の内部が見えないのは当然として、内装職人の腕が良かったために、壁体内部が崩壊しても室内からは全くわかりませんでした。上記のブログで紹介されている動画を見ると、基礎以外にも多くの問題があります。特に、窓サッシのねじが穴にストンと入っているだけの、摩訶不思議な映像は必見です。大半の欠陥住宅は、1ヵ所や2ヵ所の瑕疵ではなく、そこら中に瑕疵があるのです。それは、家の建て方を知らない、職人とは呼べないような素人同然の作業者が施工しているからです。
末端の職人の技量が低かった場合に、どうしても欠陥住宅が発生してしまうという事情は理解できます。しかし、何があろうとも自分の非を認めず、場合によっては弁護士を使って攻撃する企業の態度は理解不能です。間違いがあったならば反省して、次の業務に活かそうとするのが真っ当な企業です。住宅建築では、無責任極まりない経営がまかり通り、ベテランから若手に正しく技能が継承されていないとしか思えません。