先日、倒壊した住宅には欠陥がなかったのかという記事を掲載しましたが、建築基準法が示している耐震性は不十分だというコメントをたくぱぱさんから頂きました。そこで、SAFETY JAPANというWebページに掲載されていた、建築&住宅ジャーナリストの細野透氏の記事をご紹介します。建築基準法を管轄する国土交通省住宅局建築指導課は、長期間にわたってこの欠陥を放置し続けてきたと指摘しています。おそらく、専門家以外には知られていない観点です。
【熊本地震】東海大の学生アパートを倒壊させた「地域係数Zの悲劇」(日経BP社 SAFETY JAPAN)
私は「地震地域係数Z」という言葉を初めて目にしましたが、どうやら建築基準法そのものに課題があるようです。日本は、これだけ頻繁に大地震に見舞われているのだから、過剰なほどに耐震性を高める必要がありますね。でも、どれだけ法律を整備しようとも欠陥住宅を建てられたらお終いです。だから、何よりも欠陥住宅を建築させない社会にしなければなりません。